次女のサッカーの大会がありました。
自分でサッカーを習いたいと、春から始めたサッカークラブ。
初めての大きな大会でした。
娘のサッカークラブには、自分で考えるということをさせてくれるコーチがいます。
試合の度に、自分たちでポジションを決め、自分たちで考えて動く。
ほとんどのチームは、試合中大人が動き方を指示しているのですが、うちのコーチはベンチにいる子どもたちと並んで座って、一切指示をしません。
いつも相手チームとのベンチの感じが全然違って。
勝たせてやりたい。その気持ちもすごくわかる。
ついつい正解を知っていたら言っちゃいたくなる。
だからこそ、うちのコーチの言わないという選択をした信念が伝わってくるのです。
「みんなが集まっちゃうとどうなるかな?」とか、気づきの言葉はなげかけてくれます。
やっぱり最初の頃、練習試合を見に行ったらしっかり負けていたように思うし、
大人からするともどかしく感じるかもしれません。
だけどね、子どもたちはいつもとっても楽しそうなのです。
子どもたちはみんな自由でイキイキしている。
普段の練習は何曜日は何年生とか、学年ごとに曜日と時間が決まっているのだけど、
みんな楽しすぎて、サッカーが好きすぎて、他の学年の曜日や時間にも来ちゃうみたいです。
コーチも来れるときは来てもいいと言ってくれている、なんだかおおらかなサッカークラブです。
うちの娘も例にもれず、他の曜日も行きたいと言い出しました。
多ければ、週6で行けちゃうのです。
私もパン焼きや仕込みがあるので、毎日は送り迎えができない。
だったら自転車で行くと言い出した娘。
ちょっと心配だなあと思っていたら、ヘルメットを自分で探してきたり
ボールが入るリュックがなくてお姉ちゃんに相談したり、
一人で行き帰りは危ないよと言ったら、一緒に行くお友達と約束をとりつけてきたり。
宿題も、合間の時間にささっとできるようになったり。
好きのパワーってすごいな。
大人はできない理由を探しちゃうけど、子どもはそれをできることに変えていける力がすごい。
これって、子育てをしていて何度も感じていることだ。
その瞬発力というか、エネルギーが眩しい。見習いたい!と毎回思ってはいる(笑)
大会前、娘が家のタブレットで何やら調べていました。
「ゴールキーパー こつ」
と履歴が残っていた。笑
この前はサッカーの試合を見たり、サッカーのアニメを見たり、自分なりに研究しているみたいです。
で当日、失礼ながら、負けるんだろうなあという気持ちで行ったのですが。
子どもたち、めちゃくちゃうまくなっていてびっくり。
我が子も、けっこういい動きをしている。え!いつのまに?
やっぱりこの日も、自分たちでキーパーを決め、自分たちで動いている。
子どもたち同士で声をかけあっている。
あきらめない、もう気持ちが負けていない。
なんと1回戦、勝ったーーー。
のんびり来て、応援しに来るテンション間違えたみたい。超白熱しました。
結局4試合中、2試合勝った。すごい!
あらためてサッカークラブとコーチに感謝の1日でした。
どうやらコーチ、以前は強いチームにいたそうなのですが、想いがあって今の新しいチームをつくられたそうです。
いろんなことを経験されて、想いの先にあるこのチーム。
子どもたちの自由で楽しいを大切にしてくれる場所。
楽しくて毎日のように練習していたら、確かにみんなうまくなる。
しかも愛おしいくらいにみんなプレイに個性が出ている。
今はまだ、試合中の動きはぎこちないのかもしれないけれど、
みんなで楽しくチームワークもよくなって、自分で考えて動けるようになったらもう
最強のチームになっちゃうんじゃないかと思ったりするのでした。
この先もワクワクだなあ。